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東急5000系電車(とうきゅう5000けいでんしゃ)は、2002年(平成14年)5月2日に営業運転を開始した東京急行電鉄の通勤形電車。 本項では、田園都市線用(一部編成は東横線用)の5000系電車のほか、東横線用の5050系電車(5050けいでんしゃ)および目黒線用の5080系電車(5080けいでんしゃ)についても記述する。 == 概要 == 老朽化・陳腐化が進んだ8000系・8500系などの置き換えを目的として、2002年に導入が開始された。なお、本系列は1954年から1986年まで運用された初代5000系と区別するため、「新5000系」と呼ばれることもある。 「人と環境にやさしい車両」をコンセプトとして、バリアフリー化のため、ホームと床面の段差を減らし、一部の吊り手を低くするなどした。 環境への配慮としては、主要機器を3000系をベースに大容量化することにより台数を削減し、騒音低減が図られた。消費電力量は8500系と比較して約4割削減された。 東日本旅客鉄道(JR東日本)E231系電車などと車体部材の共通化を行うことによって、以前に東急目黒線向けとして導入された3000系と比較して約3割のコストダウンが図られた。 本系列は東急電鉄における標準車両と位置付けられ、2002年5月の田園都市線への導入を皮切りに、2003年3月からは5080系と称して目黒線へ〔、2004年4月からは5050系と称して東横線へ導入された〔。編成両数は、5000系は10両編成(一部8両編成)、5080系は6両編成、5050系は8両編成とそれぞれの路線に合わせた両数とされている。 2005年2月より、朝ラッシュ時の混雑を緩和することを目的に田園都市線用の5000系へ6扉車の導入が開始された。6扉車は、1両あたりのドアの数をこれまでの片側4か所から6か所に増やすことにより乗降時間を短縮し、混雑時には座席を格納することのできるようにした車両であり、渋谷駅の階段に近い5号車と8号車の2両に組み込まれた。6扉車は2009年までの間に5000系17編成に組み込まれ、朝ラッシュ上りの急行・準急列車はすべて6扉車が充当されるようになった。しかし、さらなる混雑緩和を目指して2009年中に5000系14編成に対して1編成あたりの6扉車が2両から3両に増結された。 本系列導入に伴う旧型車両の代替が進捗した結果、保守費・電力費の削減と騒音低減の効果が得られた〔TOKYU NEWS 2002/05/10 2002年度の鉄軌道事業設備投資計画は総額364億円 〕。また、東横線では5050系の導入により2006年9月25日のダイヤ改正以降、中・高速域の性能に劣る8000系と8590系を日中運用から全廃し、スピードアップを実現した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東急5000系電車 (2代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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